厨房・食品工場の床清掃

厨房や食品工場など食品の調理・加工を行う建物の床は、主に次のような理由により強度の汚れが起こりやすい状態にあります。

• 厨房内は水分・湿度・温度が多く、カビや細菌が繁殖しやすい。
• 食品ゴミや残渣などが多いため、害虫を誘引してしまう。
• 油脂のベタベタ汚れなどにより、汚れが付着しやすい。

清掃や殺菌消毒などの衛生管理を怠ると、床や排水溝などで菌が大繁殖してしまいます。

また、厨房機器や食品加工機器の下側などの人の目に触れにくい箇所は、知らず知らずのうちに食品ゴミ等が堆積してしまい、害虫のすみかとなっている事例も多くあります。
菌と害虫のリスクが限界ラインを超えると、害虫・害獣の徘徊によって様々な箇所を汚染してしまうため、食中毒などのリスクがとても高まってしまいます。
例えばゴキブリは「菌の運び屋」などと呼ばれるほど、とても多くの病原菌を媒介する害虫で、サルモネラ菌や病原性大腸菌を筆頭に数十種類もの食中毒の原因菌を建物内の様々な箇所へ拡散してしまいます。

菌の繁殖を抑え、かつ害虫を寄せ付けにくい環境にするため、できるだけ短いスパン（毎月や隔月）を目安に厨房清掃を行うことをお勧めします。

厨房・食品工場の床の油汚れ（黒ずみ）

靴裏についた水分や油汚れにより、床の歩行導線が真っ黒に汚れる。

厨房機器下・裏側のゴミ

什器や機器の下や裏側は食品ゴミが溜まりやすく、悪臭や害虫の誘引などを引き起こす。

排水溝とグレーチング

排水溝まわりは水分が豊富なため、カビや細菌が繁殖しやすい。

床のカビ

シンクや機器の下側、荷物の裏などはカビが発生しやすい。

厨房・食品工場の配管

配管や機器の脚などの周辺は特にゴミが溜まりやすい。