冬のエアコンクリーニング・修理のメリット
夏は意外とエアコンの事を気にしますが、冬は意外と気にしないものです。
実は冬にエアコン清掃を行なうことでメリットもあります。

そもそもエアコンってどういう仕組み?
エアコンの室外機と室内機の間には冷媒ガスと呼ばれるガスが回っています。
気化した冷媒がコンプレッサーで圧縮され高圧温度になります。
この高圧温度の冷媒ガスが室内機の熱交換器で室内の冷たい空気に触れて液化します。この際に室内の冷たい空気は熱をもらい暖房となります。
液化した冷媒は膨張弁に入りさらに圧力が低下し室外機側の熱交換器で室外の空気に触れて気化します。この際に外気からは冷たい空気がでます。
これを繰り返すし暖房運転となります。
また夏の冷房運転は逆で室内の暖かい空気を熱交換器で冷たくします。

冬はエアコン内は乾燥して汚れが固まっている
夏の冷房運転の時はエアコン内は熱交換の際に結露が生じ高湿度になりますが冬の暖房運転の際は逆に乾燥します。
夏に冷房運転を行なう際に生じる水分は空気中の汚れと交じりカビが増殖しスライム状の汚れが発生します。
夏場はこのスライムが配管を詰まらせて水漏れ等のトラブルになりますが、冬は乾燥により汚れが固まっていきますが、夏と違いエアコンで水が生じないために水漏れトラブルは発生しません。
しかし熱交換器の汚れが固まることにより、熱交換がされにくくなり、暖房が効きにくいという症状がでます。
夏は暑いのでエアコンの効きが悪いと我慢できないものですが、冬はエアコンの効きが多少悪くても「効きがあまりよくないなぁ」と思っても、他の暖房機器と併用したりとあまり深刻には考えない傾向にあります。

このまま使っていると
しかしこのまま使っていると熱交換がされにくくなっている為、無駄な電気代が生じてしまいます。また冷房運転への切り替えのタイミングで上記であげた汚れの塊が配管に詰まり水漏れしてしまう恐れもあります。
エアコンクリーニング修理を依頼するなら冬がよい
夏場はどのエアコン業者も繁忙期に入ってしまう為、いざクリーニング修理を依頼しようとしてもなかなか予約が取れない状態となります。
冬はエアコンクリーニング修理業者の閑散期となるため、会社によっては金額を抑えて提案してくる会社もあると思います。
この機会にエアコンクリーニング修理を検討してみてはいかがでしょうか。