厨房内の油汚れによる異物混入リスク
厨房内はホコリやゴミが流入しやすい
ホコリやゴミは、人の動きや空気の流れによって運ばれます。飲食店は人の出入りが多く、また、厨房内は換気扇や給気口、エアコンなどの空気を動かす設備が多いため、他の施設に比べ多くのホコリ等が流入されてしまいます。
危険な異物が蓄積しやすい
什器の上面やでっぱり、エアコンや配管などの立体部の上面は、高所にあるため人の目に付き難く、害虫の死骸やフンが堆積しやすい箇所となります。また、厨房内は湿度が高く、空地の流れが滞る箇所もおおいため、カビや細菌などが増殖しやすい環境となります。
油膜がゴミ、ホコリをキャッチしてしまう
壁やレンジフード、厨房機器の表面は調理時に発生する気化した油にさらされるため、徐々に油膜が形成されていきます。この油膜は粘性があるため、ホコリやゴミ、虫の死骸などが付着しやすくなります。見た目には油汚れが無いところでも、実際には薄い油膜があるため、厨房内の至る箇所がとても汚れやすい表面となっています。
汚れた油膜が熱で軟化し、落下
調理時に発生する熱で、フードや機器などの表面の油膜が軟化し、ゴミを含んだ油が落下しやすくなります。
油自体が落下しない場合でも、油の軟化や水蒸気の吸着によって、付着していたホコリやゴミの状態に変化が起こり、それら異物が落下する原因となります。
事故の要因となる箇所
ではどうすればよいか
このような要因をどのようにすれば良いかとなると、やはり清掃となります。手の届く壁面、棚上等は店舗の従業員様でも対応できるかもしれませんが、レンジフードの清掃、高所の清掃となると怪我のリスクもあるため、厨房清掃のプロに一度相談してみるのが良いかと思います。