ほとんどのプロが使用している便利な洗剤は実は意外なもの
どの清掃業者さんも必ず持っていて使用している洗剤といえば実は食器洗剤です。
えっ!プロなのに?そんなの使ってるの?と思われると思いますが、実は非常に便利な洗剤です。
ガラス清掃に食器洗剤は欠かせない
私の知る限り、ガラスのシャンプークリーニングをする際に、よっぽどこだわりがある方を除けば、ほとんどと言っていいほどの清掃業者さんは食器洗剤を使用しています。
何故かといえば非常に使い勝手が良いからです。
ガラスのシャンプークリーニングに食器洗剤と使うのには
・界面活性剤が入っている為、汚れとガラス面の間に洗剤が入り込み、汚れを分離させることができる。
・スクィージーの滑りがよるなり無駄な力が必要ない
・水滴が残りにくい、拭きムラが出にくい
といったメリットがあり、さらにどこにでも売っていて購入しやすという点も魅力的です。
一般の方がガラス清掃をする時には
一般の方でガラス清掃をする際にシャンパー・スクィージーを使うという方はあまりいらっしゃらないかと思いますが、食器洗剤を水で薄めた洗剤液を作り、雑巾などに含ませて拭いた後に乾いたぞうきんで乾拭きするだけで拭きムラなくきれいに仕上げることもできます。
きれいに仕上げるコツは洗剤をたっぷりつけて汚れを浮かせることと、乾拭きの際には水気の残らないようにしっかり拭き取ることです。
ガラス専用の洗剤もドラッグストアやホームセンターに売っていますが、テカリが出てしまったり、拭き跡が出たりしやすい為、私個人的には食器洗剤の方が使い勝手が良くきれいに仕上がると思います。
ガラス清掃だけじゃない、床の清掃にも食器洗剤
お勧めしたいのが、フローリング等の床の拭き掃除の時に使用することです。
フローリングなどの床面にはワックスが塗られいるケースが多く、アルカリ性の洗剤を使用してしまうとワックスがくもってしまいます。
食器洗剤は中性の物がほとんどなのでワックスをくもらせることなく、きれいに仕上がります。
この時も上記で上げたガラス清掃の手順と同じく
水で薄めた食器洗剤で拭き掃除をして、その後に乾拭きするときれいに仕上がります。
広い箇所の拭き掃除をする際にはモップの使用が便利です。
もちろん油汚れにも
食器用の洗剤ですから油汚れにも強いのが食器洗剤です。
しかし頑固な油汚れだとなかなか落ちてくれません。
その場合は水ではなく50℃以上のお湯で食器洗剤を希釈してスポンジなどで擦ってみてください。(厚手のゴム手袋を使用するなどして火傷には十分に気を付けてください。)
油汚れは50℃以上の温度で分解しやすいとされています。
この方法だと2.3か月くらいの蓄積汚れでも十分に落とすことは可能です。
それ以上の蓄積汚れならはマジックリンなどの油汚れに特化した洗剤を使用した方が良いかと思います。
こんな裏技も
ガラス面や家具に付いたベトベトのテープ跡にも食器洗剤は効果的です。
食器洗剤にはリモネン成分が含まれる商品が多く、このリモネンがテープ跡を落としてくれます。
テープ跡のベトベト汚れを落とすときは希釈せずに原液を雑巾や柔らかいスポンジに含ませると使いやすいかと思います。
シンナーや除光液を使うやり方もありますが、こちらのやり方だと臭いもでませんし、家具などへのダメージも少なくすみます。
意外と便利な食器洗剤
上記で上げたように食器洗剤は非常に便利な洗剤です。ほぼどの家庭にもありますし、コンビニエンスストでも取り扱っている為、簡単に入手することができます。ぜひ日常の清掃に取り入れてみてはいかがでしょうか。